松阪市の習字教室|字が苦手だった子がお品書きを任されるようになった思い出
書き順は完璧なのに、字が重なってしまう癖
少し前のことを、思い出しました。
字がとても苦手だった、少年のことです。
小学4年生で教室に来たその子は、
正直に言って、かなり字が苦手でした。

「書いた字が、だれにも読んでもらえない」
「学校で、先生に、いつも注意されている」
男の子のお父さんが、辛そうにお話してくれました。
「うちの子、なんとかなりませんか」
文字と文字が重なってしまって、
どこに何が書いてあるのか分からない状態。
自信が無いので、筆を持つ力も弱かった。
彼の書きぶりをよく見たら、ちゃんと書こうとしているんです✍️
書き順も合っているし、
本人なりに、丁寧に書こうとしていました。
「大丈夫です。一緒に書いていこう」
少年の月兎習字教室が始まりました。
そこから、少しずつ。
一画ずつ。
一文字ずつ。
そして、文字と文字のあいだの余白。
「ここ、少しあけてみようか」
そんなところから始めました🌱
正直、大変でした。
すぐに変わるわけではありません。
でも、時間をかければ、
ちゃんと変わっていくんです。
月兎は、とにかく上手な子が集まる教室です。
上手な子ばかりのところで、大丈夫だろうか、と
気になっていたのですが…。
彼の素晴らしいところは、マイペースさでした。
コツコツとマイペースに練習するんです。
中学生になったころ、部活もあるし、
続けてくれるかどうか…と思っていました。
でも、その子はやめませんでした。
教室に来て4年目、中学1年生。
小学生のころは、あんまり話さなかった子が、
少しずつ、自分のことを話すようになりました。
部活のこと、勉強のこと、日常のなんてことない話を
聞かせてくれました。
そして、小学生の頃は、あまり笑わなかったのに、
時々、控えめながらも、笑うようになりました😊
中学の卒業シーズン。
ぽつりと、こう言いました。
「中学卒業したら、料理の学校に行きます。」
小学4年から始めて、中学三年生まで、よく頑張ってきたね。
もうどこに行っても大丈夫だよって、送り出した日。
彼の背はとうに私を追い越し、見上げるほど高くなって。
うれしいような、寂しいような気持ちで見送りました。
彼が卒業して、しばらく経ったある日。
ふらりと教室に来てくれました。
「料理長に、お品書き任された。」

その一言を聞いたとき、
ちょっと、涙が出そうになりました。
あのとき、何度かいても、全然読めなかった子。
書き順は完璧なのに、字が重なってしまう癖。
1画、1画、丁寧に書いていった日。
彼は6年間、頑張ってくれました。
お品書きを任されるなんて、すごいこと。
心から、おめでとうって言いました。
時間はかかります。
でも、続けることで、
ちゃんと変わる子もいます。
うまくいく子ばかりではありません。
でも、少しずつでも前に進めるように、
そんな時間を一緒に積み重ねていけたらと思っています。
■体験レッスンのご案内
👉 https://tsukiusagi.me/taiken/
はじめての方でも大丈夫です。
その子に合わせて、ゆっくり進めていきます。
👉 https://www.instagram.com/tsukiusagijapan
教室の様子や、日々の出来事を載せています。
少し雰囲気を感じていただけると思います📷
■日本習字について
👉 https://www.nihon-shuji.or.jp
月兎の習字教室では、日本習字の教材を使用しています。
基礎から丁寧に学びながら、段級位の取得にもつながります。
もしよかったら、また見に来てください。
ブログ、毎日書いています。
投稿者プロフィール

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はじめまして、日本習字・月兎教室のはるちゃんです。
「放課後、一番好きな場所」を目指して、
子どもたちが安心して通える教室を続けています。
小さな手で筆を持っていた子が、
成長していく姿をたくさん見てきました。
一人ひとりのペースを大切に、
楽しく、そしてしっかり力がつく指導を心がけています。
✔ 指導・実績
・日本習字 漢字八段
・幼児〜大人・高段位まで指導
・オンライン対応あり
ひとこと🐰
「うちの子でも大丈夫かな?」という方こそ、
安心して一度体験にお越しください。
👉 はじめての方へ|体験レッスン受付中
はじめての方も安心してご参加いただけますので、まずは体験で教室の雰囲気やレッスン内容をご確認ください。
体験レッスンは約40分(レッスン30分+説明10分)です。
お道具はすべてご用意しておりますので、手ぶらでお越しいただけます。





