母がつないでくれた「書の道」|松阪市の習字教室・月兎教室の講師の原点
三重県松阪市の習字教室「月兎教室」です。
今日は少しだけ、私自身のことを書いてみたいと思います。
私は生まれたとき、股関節脱臼でした。
昭和30年代の当時は、股関節脱臼になると「普通に歩くのは難しい」と言われることも多い時代だったそうです。

母は、まだ幼い私を連れて、毎朝暗いうちから家を出て治療に通ってくれました。
山奥のバス停から松阪駅まで約2時間、さらに駅から津市の三重医大まで1時間。
往復すると6時間にもなる長い通院だったそうです。

私は両足ギプスのまま2歳まで過ごしました。
今思うと、気の遠くなるような大変な日々だったと思います。
けれど母のおかげで、私はまっすぐ立ち、普通に歩けるようになりました。

母は私が少しでも「股関節が痛い」と言うと、とても心配してくれました。
ずっと気にかけてくれていたのです。
その大変さを知ったのは、大人になってからでした。
ある時、年上の先輩に
「股関節脱臼だったの?それはお母さんが本当に頑張って治療してくれたのよ。昔はまっすぐ歩けない人も多かったのよ」
と言われて、はっとしました。
その日のうちに母へ電話をして、当時の話を聞きました。
そんな苦労があったなんて、私は何も知らなかったのです。
驚きと申し訳なさ、そして感謝の気持ちがあふれて、涙で何も見えなくなりました。

母は苦労をあまり語らない人です。
若い頃は名古屋で仕事をしていたそうですが、恋愛結婚とはいえ山奥に嫁ぎ、兼業農家の嫁、地方公務員、そして母親として、三つの役割をこなしながら人一倍働いてきました。
そんな母を見て育ったのに、私は気づかず、わがままばかりだった気がします。
今になって、母に何か恩返しができているのだろうかと考えることがあります。
そんなとき思い浮かぶのは、母と共通の仕事を持てたことです。
母は定年後、地元で習字教室をしていました。
そして私もまた、習字教室を開くことになりました。
共通の「書」という道を通して、たくさんの時間を共有できました。
励まし合って試験を受けたり、免許状をいただきに京都へ旅行したり。
たくさんの楽しい思い出があります。

まだまだ母から受けた恩は返しきれません。
けれど、同じ「書の道」を歩み、共感し合えたことは、私にとって何より幸せなことです。
これからも、母が大切にしてきた「文字を書く喜び」を、生徒さんたちに伝えていきたいと思っています。
▶ 体験レッスンのご案内はこちら
https://tsukiusagi.me/taiken/
また、日々の教室の様子や作品は
Instagramでもご紹介しています。
@tsukiusgijapan
これからも、文字を通して、
集中力と自信を育てていける教室でありたいと思います。
また、当教室は日本習字に所属し、
検定課題に取り組みながら基礎から学んでいます。
日本習字について詳しくは、
日本習字公式サイトをご覧ください。
https://www.nihon-shuji.or.jp
現在、松阪市の習字教室「月兎教室」では、
これから書道を始めたい方を応援する
お習字セット無料キャンペーンを実施しています。
投稿者プロフィール

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はじめまして、日本習字・月兎教室のはるちゃんです。
「放課後、一番好きな場所」を目指して、
子どもたちが安心して通える教室を続けています。
小さな手で筆を持っていた子が、
成長していく姿をたくさん見てきました。
一人ひとりのペースを大切に、
楽しく、そしてしっかり力がつく指導を心がけています。
✔ 指導・実績
・日本習字 漢字八段
・幼児〜大人・高段位まで指導
・オンライン対応あり
ひとこと🐰
「うちの子でも大丈夫かな?」という方こそ、
安心して一度体験にお越しください。
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