半切作品の線が細くなる原因は?力強い線を書くコツを教室で実践|松阪市 月兎教室
小片野教室で大作に挑戦②
半切作品の文字の細さを克服

前回は、最後の一文字「蝉」が入らない課題をご紹介しました。
今回は、その次に取り組んだ課題です。
それは、
「もっと線を太く、堂々と書くこと。」
半切作品では、紙が大きくなるほど線の存在感が作品全体の印象を左右します。
同じ文字でも、線に厚みが加わると作品に安定感が生まれます。
まずは筆を見直しました
細い線になる原因は、書き方だけではありません。
今回、生徒さんには筆を替えていただきました。
半切作品には、
毛足が長く、たっぷりと墨を含む大きめの筆がよく合います。
筆が変わると、自然と線にも厚みが生まれ、ゆったりとした運筆ができるようになります。
道具選びも、作品づくりの大切な一歩です。
書き始めは「蔵鋒」を意識
今回のレッスンで特にお伝えしたのは、
書き始めを急がないこと。
穂先だけで書き始めると、線は細く軽く見えてしまいます。
**蔵鋒(ぞうほう)**で入筆して墨を豊かに含ませて紙に置いていくイメージです。
筆先を包み込むように入り、
ゆっくりと紙へ墨を届ける。
すると、一画目からどっしりとした力強い線になります。
書き始めが変わると、その後の線にも落ち着きが生まれてきます。
墨を紙へ届ける気持ちで
「書く」のではなく、
墨を紙へゆっくり届ける。
そんなイメージで筆を運んでいただきました。
焦らず、
呼吸を整えながら筆を進めると、
墨の潤いがそのまま線に表れます。
教室でも、
「こんなに線が変わるんですね。」
という声が聞こえてきました。
思い切って紙と向き合う
半切作品は、身体全体を使って書く作品です。
紙いっぱいに向かっていく気持ちで立つと、自然と線ものびやかになります。
一枚ごとに少しずつ変化が現れ、
生徒さんの作品は、見違えるほど力強くなってきました。
その姿を見ていると、私まで嬉しい気持ちになります。
お家でも練習をされることと思いますが、大きな紙を使うときには、特に
書き終わった作品を壁や冷蔵庫などに吊るして、離れて見るようにします。
次にどう書くかをよく観察して、一枚一枚を磨いていくのです。
根気が必要ですが、集中して書いて、またリラックスする。休憩したらまた書く。
その繰り返しです。
さっきの自分より,よくなった。そう思える瞬間が待っています。
一緒に頑張りましょう。
次回は「左払いには小さな罠がある」
線に厚みが出てくると、次に大切になるのは筆の抜き方です。
画仙紙課題では、左払いに美しさを左右する大切なポイントがあります。
次回は、画仙紙課題を通して、左払いのコツをご紹介します。
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投稿者プロフィール

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はじめまして、日本習字・月兎教室のはるちゃんです。
「放課後、一番好きな場所」を目指して、
子どもたちが安心して通える教室を続けています。
小さな手で筆を持っていた子が、
成長していく姿をたくさん見てきました。
一人ひとりのペースを大切に、
楽しく、そしてしっかり力がつく指導を心がけています。
✔ 指導・実績
・日本習字 漢字八段
・幼児〜大人・高段位まで指導
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