「卒業アルバムの下手な字を見て絶望した私。下手でいいやんから本気の書道へ」
習字上手すぎる子に、負け続けた小学時代

子どもの頃、
「習字を習っていない子の方が上手」でした。
どれだけ書いても追いつけない。
いつも負けて、ただ悔しかった。
どうしてそんなに上手なのか。
聞きたくても聞けなかった。
天才は、覚えていない
大人になって同窓会で再会したとき、
勇気を出して聞いてみました。
「なんであんなに上手やったん?」
返ってきた言葉は、
「そんなことあったっけ?」
――全部、忘れている。
賞を総なめにしていたことも、
周りが悔しがっていたことも。
そのとき思いました。
ああ、天才ってこういうことなんだな、と。
ごまかしながら生きた字
努力すればなんとかなる。
そう思っていたけれど、現実は甘くなかった。
だから編み出したのが、ごまかし術。
・丸く書けば、なんとなくかわいい
・小さく書けば、目立たない
それでなんとかやり過ごした学生時代。
卒業アルバムの衝撃
ある日、卒業アルバムを見て凍りつきました。
「え、こんな字を書いてたの?」
思っていたより、ずっとひどい。
正直、かなりショックでした。
少しへこみましたが、
長く落ち込めない性格に助けられます。
「下手でいい」が救ってくれた時代
18歳で東京に進学し、周りは個性のかたまり。
髪の色はピンク、ブルー、イエロー。
黒髪の方が目立つ教室でした。
そして時代は、
「ヘタウマブーム」。
さらにその後、
「絵手紙ブーム」。
「下手でいい」
「下手がいい」
コンプレックスだったものが、
少しずつ肯定されていきました。
それでも、本当は
楽になったはずなのに、
どこか満たされませんでした。
「これでいいやん」と思いながらも、
心の奥では、違う何かを求めていた。
27歳、はじまり
母と妹が三重の松阪市で楽しそうに習字をしている姿を見たとき、
ふと思いました。
「習字って、楽しそう」
ただ墨で、思いっきり書きたかった。
そこからが、本当のスタートでした。
書道は、上手な人のものじゃない
長い道のりでした。
先生と母に励まされながら、
気がつけば今年で37年、続いていました。
結婚したときも、病気で入院した時も、再就職してからも、
震災の時も、一度も休まずに続けていました。
書道は、
最初から上手な人のためだけのものではありません。
むしろ、
「書くことが好きになる、字を愛しく思える」
そんな世界かもしれません。
まとめ
「下手でいい」から始まって、
「もっと書きたい」に変わる。
その瞬間を、味わってほしいと思っています。
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📖ブログ紹介
月兎教室のブログでは、
心の動きや日々の小さな気づきを大切に綴っています。
・字に自信がなかった頃の話
・うまくいかない日との向き合い方
・子どもたちの成長の瞬間
・書くことが楽しくなるきっかけ
そんな、少し不器用で、でもあたたかい時間をお届けしています。
「これから」の人に寄り添うブログです。
「私にもできるかも」
そう思えるきっかけになれば、嬉しいです。
投稿者プロフィール

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はじめまして、日本習字・月兎教室のはるちゃんです。
「放課後、一番好きな場所」を目指して、
子どもたちが安心して通える教室を続けています。
小さな手で筆を持っていた子が、
成長していく姿をたくさん見てきました。
一人ひとりのペースを大切に、
楽しく、そしてしっかり力がつく指導を心がけています。
✔ 指導・実績
・日本習字 漢字八段
・幼児〜大人・高段位まで指導
・オンライン対応あり
ひとこと🐰
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